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【米国SEC手続】MRI,フジナガに対し違法収益を吐き出すよう命じる判決が出ました。

2015.01.28

SECの違法収益吐き出し等を求める裁判において,米国ネバダ地区連邦地裁は
現地時間1月27日付で,MRI,フジナガに対し,以下のとおりの支払を命じる
判決を下しました。
① MRI,フジナガにて吐き出すべき違法な収益として約4億4222万ドル
② その判決に至るまでの利息として約1億0212万ドル
③ 民事制裁金としてそれぞれ2000万ドル(MRI,フジナガについて。合計4000万ドル)
以上合計 約5億8435万ドル(1ドル118円換算で約689億円)

同裁判所はすでに昨年10月3日付でMRI,フジナガらの違法行為を認定し,その責任を認める
判決を下していましたが,今回の判決は,その責任を前提にして本件の損害額を認定したものです。

MRI,フジナガらが運営していた「MRIインターナショナル」は設立当初から投資家への説明と
実態とが乖離した違法な詐欺行為であることが判明しており,今回の判決は当然の結論です。SECが
MRIの時間稼ぎ的抵抗をはねつけつつこのような形で手続きを着実に進めていることに深く敬意を
表するものです。

今後,SEC手続は,1月7日に選任されているレシーバーの管理下で資産回収,配当手続きに進むと
思われ,投資被害者への被害回復の実現段階に来たと言えます。

弁護団は今後もSEC手続に積極的に関与して,資産回収・配当手続きが適正かつ迅速に進むよう
働きかけていきます。
また,米国クラスアクション訴訟,日本での裁判を通して他のMRI関係者からの資産回収も
進めていきます。


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